いちじしのぎ

生活から一時凌ぎで逃げては文章を書き、また生活に戻る人間の悲喜交交。あるいは、人生の逃避先「山」にまつわる話。

03/09 小麦との付き合い方

最後の泊まり業務を終えて、車に乗り込む時にふと思いつく。「パン屋でガーリックフィセルを買ってやろ」。

細い道を抜けた先にあるショーケースタイプのパン屋。両手で持ってかじりつくのがちょうど良いサイズのハードパン。あとクロワッサンをはっきりめの声で頼む。サンドイッチとチャパタも合わせて1200円。ちょっと買いすぎた。

家に帰ってコーヒーを淹れる。2杯分。登山の情報源にしてる「たかくらや」さんのブレンド。深め。爽やかとかフルーティとかではなく、なんだろう、雑味なく飲める感じ。ただローストが深いから得意な方の味ではない。あと150gぐらいある。傍らには頂きもののラテベース。新居で開けようと決めているのが2本ある。

 

住民票と転出届をもらいに、近くの出張所まで散歩した。すっかり春めいているのでスギ花粉の満員電車。ところどころにある立派な梅の木が我関せずと時節を謳歌しているのがたくましい。

出張所は空いていた。短髪の女性がものの30票で住民票を発行して会計、さらに5分で手続きが全て終わった。窓口のプロ。

 

これを書いてるのはお湯を張ったバスタブの中で、今思うことには、今日はオムライスを食べに行こうと思っていたのだった。

パンは好きなのだけど、年々小麦がダメになってきていて、米を食べないと気落ちするようになった。

夕暮れに近くの直売所的なスーパーに出かけていき、半額のおにぎりを買う。茎にらの醤油漬けも。おにぎりは握っておけばすぐに食べられるから、都内に身を移したらちゃんと作りてえな。梅とごま昆布。

シンプルに疲れたので、めちゃくちゃ寝る。栃木にいるのもあとちょいだ。