いちじしのぎ

生活から一時凌ぎで逃げては文章を書き、また生活に戻る人間の悲喜交交。あるいは、人生の逃避先「山」にまつわる話。

11月15日。雨のち曇り。

13日に観たブラックパンサーが頭から離れない日だった。仕事が終わって家に帰り、湯船に浸かりながら予告編を見返してみても、色褪せないどころか、むしろその完成度の高さに一層目を見張った。次の週末にIMAXシアターで2回目を観るつもりでいる。

蓋が開きにくいタイプのレバーペーストが2つセットになってるやつを買い、そのうちの一つが今日、なくなった。最近発見した「パンを食べるとテンションがやや落ちる」という発見をよそに、あの香ばしいパンの匂いに誘われ、まんまとカンパーニュだのバゲッドだのを買って3日。冷凍したバゲットの数片を今日食べ切った。レバペをたっぷりつけて。なんならアンチョビポテトも頑張って作りました。

外がさみいなと思ったらもう11月も半ばになっている。

今年は本当にさまざまな出来事があり、ここ5年で最も苦労が多かった上、最も解放された年だったような気がする。

そうしたことを振り返りながらうまいものを食べたくて、月末の3日間の休みを利用してどっかに車を走らせるつもりでいる。どこに行ってやろうかな。

夏は山形に出かけたのだった。霊山に行っていろいろと浄化されてきたわけで、今回も当時と似た場面があるのが笑っちゃう。また一人旅になるんだろうな。

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あったかい湯に浸かって、しばし考える。その前に山に入って、冬が覆いかぶさる前の景色を目に焼き付けておきたい。楽天トラベルにブラウザ切り替えますよっと。